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インフルエンザ

なぜ乾燥はよくないのか?

東京では、ほぼ1か月以上にわたってまとまった雨が降っていません。ニュースでは、「乾燥に注意してください」「火の元」に注意してくださいと言っていますが、乾燥すると何をそんなに注意しなければいけないのでしょうか?少しわかりやすく説明してみましょう。

1 火事
大気が乾燥すると、可燃物が燃えやすくなります。濡れた紙と乾いた紙とどちらが燃えやすいかを考えたら分かりやすいですよね。濡れた紙には、なかなか火が付きませんが、乾いた紙はあっという間に火がついて燃え上がります。それと同じことが、自然界でも起こっているのです。木造家屋に含まれる木材の水分、山林の樹木の水分、枯草の水分などが少なければ、火が付きやすく燃え広がりやすいのは当然ですよね。くれぐれも火の元には注意してください。
2 人体
人間の体は60%が水分で構成されています。外部が乾燥していれば、ヒフの表面から蒸発する水分量は増加します。そうすると、気が付かないうちに体内の水分量が低下してしまいます。水分が蒸発するときには、「気化熱」を奪っていくので、体温の低下も招きます。気が付かないうちに、「脱水と低体温のダブルパンチ」という可能性もあります。
また、鼻や喉などの粘膜表面には、「繊毛」という細かい毛があり、ウイルスや細菌が取りつかないように、また取りついても洗い流すように機能しています。ところが水分が不足すると、この繊毛の機能は急激に低下します。そうすると、ウイルスや菌が粘膜にとりついて、体内への侵入を許してしまいます。

乾燥に注意!!

関東地方では、2週間以上雨が降っていません。このままの状態が続くと、農作物への影響はもちろんですが、人体や工業への影響も顕著になってくるかもしれません。


☆人体への影響
肌はパリパリに、髪はパサパサになってしまい、美容面に多大な悪影響があります。
のど、口、鼻、などの粘膜、肺までを含めた呼吸器系も乾燥によってダメージを受けます。それによって免疫機能が低下して、インフルエンザや様々な菌などが感染しやすくなってしまいます。
また、乾燥によって全身から蒸散する水分量が増加します。そうすると、それに伴う温度低下もあり、冬の人体は温まり難くなってしまっています。

☆工業への影響
勉強不足でしたが、かなり影響があるようです。
乾燥によって静電気が発生しやすくなると、サーバーシステムのエラーやクリーンルーム用のフィルターの目詰まりなどの発生率が上がって、生産効率が悪化するようです。
顕著なのは、印刷工場での紙詰まりや、繊維工場でのからまり、だそうです。

今週末は雪の予報から雨になりました。雪でも雨でも、天からの恵みになれば幸いですね。

鳥インフルエンザ 再び

3月24日、千葉県と宮城県で「高病原性鳥インフルエンザ(H5N6亜型)」の患畜が確認されたため、飼育されている鶏全てが殺処分されました。
この型は、中国と韓国で流行しているものと同型のため、渡り鳥などの野鳥によるウイルスの媒介が疑われます。

参照:農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/

ただ、千葉県と宮城県という地理的に離れた場所で同時に感染が確認されたということは、既にウイルスは日本国内に入り込んでいると考えられます。次は、千葉と宮城以外で養鶏が盛んな、新潟や茨城などでの感染が予想されます。
感染が確認された鶏及び卵は当然出荷できないので、これから鶏肉や卵の価格上昇するリスクがあります。

チキンショック

ブラジルでは、安全基準を満たしていない食肉が輸出されていることが明らかになりました。鶏肉の輸出量世界一のブラジルで発覚した事件なので、影響は世界中に及ぶのではないかと懸念されています。

参照:厚生労働省 ブラジルでの食肉の不正事件について

ワクチンの話 その2

今しばらくワクチンの話にお付き合いくださいませ。

基本に立ち返ってみましょう。
そもそも「ワクチン」って何なのでしょう?
大修館明鏡国語辞典第二版によれば、「感染症の予防に用いられる抗原の総称。伝染性疾患の病原微生物から製するもので、生ワクチン・不活化ワクチン・トキソイドなどがある」と記載されています。
前回も少し触れましたが、ワクチンの種類は大きく分けて3種類あります。

無毒/弱毒化によって人体に影響が出ないようにされた、生ワクチン。
メリットは、製造が比較的簡単なことと、1回の接種で免疫反応を得やすいことです。
デメリットは、副反応(発熱・発疹・痛みなど)が大きいことです。
極めて稀ではありますが、予防目的で接種したワクチンによってその感染症を発症してしまうことがあります。

化学処理や放射線/紫外線などで処理(一度殺す)した、不活化ワクチン。
メリットは、副反応が小さいこと、ワクチン接種で感染しないことです
デメリットは、免疫反応が得にくいので複数回の接種が必要であること。
中には、アジュバントと呼ばれる免疫増強剤が入っているワクチンがあります。
このアジュバントによって免疫反応が増強されるため、せっかく副反応が小さいことがメリットであるのに甚大な副反応被害も報告されています。