掲載日: 2016年10月16日 23:12
 普段のプリント学習は面倒くさがる子どもたちですが、動物園でなら自らノートを取ります。 本日の課題は、「動物の名前を書きとること」と動物を見て「感じたこと、思ったこと」を記入することです。 後半は集中力が続かずに文章が短くなってしまいましたが、みんな見事に課題をクリア。 このやる気と集中力を普段の学習でも発揮してほしいものです。
本日のハイライトは、生でオオカミの遠吠えを聞いたことです。 子どもがふざけて鳴きまねをしているのかと思ったら、展示場と飼育舎のオオカミたちがコミュニケーションをしているのか双方で遠吠えしているのを聞きました。
 さて、次はどういった仕掛けで勉強してもらおうか、今から考えています。
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掲載日: 2015年10月9日 16:25
JAMA (The Journal of the American Medical Association)アメリカ医師会雑誌に、今まで謎だったゾウにガンが少ない理由について最新の論文が掲載されました。
ゾウは人間よりはるかに多くの細胞を持っているため、ガンに罹るリスクは人間より高いはずとされていました。 644頭におよぶゾウの死因を調査し、そのうちガンで死亡したのは5%に満たなかったのに対して、人間のガンによる死亡率はおよそ11~25%と2倍以上も高くなっています。 このことは以前から謎でした。
Lisa M. Abbegrenらは、腫瘍の形成を抑制する「p53」タンパク質をコードする遺伝子コピーが最低でも20コピー以上あることを突き止めました。 対して人間は1コピーしか持っていません。 この「p53」タンパク質に限って言えば、ゾウは人間より20倍もガンに罹りにくいと言えます。 さらに、DNAが損傷した場合において、人間よりもゾウの方が積極的にアポトーシス(管理・調整された細胞の自殺)が発生している事にも言及しています。 |
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