掲載日: 2017年7月19日 19:05
20年以上前の映像を見ると、オフィスのデスクには書類と電話しかありません。パソコンもスマートフォンも、デジタル複合機もありません。その当時の待ち合わせでは、「駅の北口と南口を間違えて30分以上も会えなかった」などという話をしても、現代の子どもの中には、何のことだかうまく理解が出来ない子も多くいるようです。 それは仕方のないことではありますが、そのような便利な道具がなかった時代があり、現在があるということを理解しないと、彼らにとっては、現在よりも過去の小説や映画は全て理解不能な物という扱いになってしまいます。それは彼らにとっても、小説・映画にとってもお互いに不幸な事ではないかと思います。 なんでも直ぐに「検索する」「SNSで聞いてみる」のではなく、時には想像力を働かせてみることも必要なのではないでしょうか?
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掲載日: 2017年1月25日 18:30
 せっかくがんばって勉強して私立中学校に合格したのに、中退してしまう生徒もいます。 その直接的な理由のほとんどが「成績不振」だそうです。 私立学校もビジネスですから、やめないように手厚いケアをするのですが、それでもドロップアウトしてしまう生徒が出てきてしまうそうです。 ではどうして、そのような事態になってしまうのでしょう?
その原因の多くは、子どもがひとり立ちできておらず、両親に依存しているケースです。 子どもを受験に集中させるという「錦の御旗」で、朝起こしてあげることから始まって、制服の準備、持ち物の確認、学校までの送り迎えなど、とにかく過保護にしてしまうことで、中学生になっても自立できないままになってしまいます。 中学生になってからも両親がケアを継続すればその場はしのげますが、多くの場合、中学校入学が目標になっているため、両親も安心してしまいます。 「後は学校がやってくれるだろう」と。
しかし、自立できていない子どもは、言われないと行動がとれません。 自立した同級生がいろいろと先取りしていく中、必死になって付いていくだけです。 そのうちに、毎日がだんだんと苦痛になっていきます。そうなると当然成績も下がってきます。そして、何かのきっかけで完全にドロップアウトしてしまいます。 |
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掲載日: 2016年9月26日 18:49
昨日、ガウディア本部での研修会に参加してきました。 メインテーマは「教えこまない指導」です。 子どもの自主自立を促すには、いかに介入を減らすことが重要であるのかを再認識しました。介入を減らすからといって、放置するという訳ではありません。逆にしっかりとその子を観察して、壁にあたった時には適切な「気づき」を与えるように、常に準備しなければなりません。 どうしても自分の生徒はかわいいものです。口や手を出したくなるのが人情ですが、ぐっとこらえて自ら歩む出す手助けに徹するのが「ガウディア指導員」なのです。
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