掲載日: 2018年5月16日 18:24
2000年前半に問題になった狂牛病(BSE-Bovine Spongiform Encephalopathy)ですが、その悪夢が再び起こる可能性が高くなってきました。今回はフィンランドの野生のヘラ鹿での発生なので、日本においてはそれほど大きな問題にはならないでしょうが、いつ他の動物に感染するかどうかも分からないので注視する必要があります。 そもそも、この病気の正式名称はTSE(Transmissible Spongiform Encephalopathy)といい、日本語では「伝達性海綿状脳症」となります。これが、牛においての病名はBSE日本語では「狂牛病」、今回の鹿においてはCWD(Chronic Wasting Disease)、日本語では「鹿慢性消耗性疾患」となります。
医薬品医療機器総合機構・2018年4月13日付通知 ヘラ鹿は、現地では普通に食べられているようです。それ以外に輸出用としては、犬や猫用フードの原料などに加工されている可能性があるようです。犬食文化のある中国・韓国やアジアの一部の国では、人への感染への注意が必要になるかもしれません。 |
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掲載日: 2015年11月2日 19:01
日本ではあまりメジャーではない羊肉ですが、世界的には4番目に飼育されています。
 1位が鶏 卵用・肉用 2位が牛 乳用・肉用 3位が豚 肉用 4位が羊 肉用・毛用・乳用 5位が山羊 肉用・毛用・乳用
宗教的に牛や豚が食べられない人々にとっては、重要な食材のひとつです。 以前は世界的にも多くの地域で飼育されていましたが、現在は減少傾向です。 畜産技術向上が進み牛や豚の生産性が上がった事が、大きな要因になっています。
羊は改良が進み、羊毛と肉用を兼ねる品種(メリノ・サフォークなど)が主流です。 生後1年未満の肉をラム 生後1年以上の肉をマトン と呼び、ヨーロッパではラム・中東からアジアにかけてはマトンが好まれる傾向があります。 5年ほど前になりますが、出張でインドに行った際に食べたマトンは臭みもなく非常に美味しかったのを覚えています。 インドでも多く信仰されているヒンドゥー教では、牛は聖なる生き物なので食べることはしません。 道路で牛が寝ていて渋滞が起こっていても、みんな何も言わずに避けて通っていました。 日本ではありえない光景でした。 日本に帰ってきてからも何度か羊を食べる機会がありましたが、インドで食べた羊のビリヤニ(インドの炊き込みご飯の様なもの)以上の料理には出会えていません。 |
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