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WHO

BSL4施設

ジカ熱やエボラ出血熱の再感染など、感染症の話題が尽きません。
そこで最近にわかに話題になっているのが、BSL4施設の稼働問題です。
BSLはWHOで国際的に規定されている基準で、Bio Safety Level の略称です。
1から4までが規定されており、4が最高レベルです。
日本では、BSL4施設は2カ所しかありません。
国立感染症研究所村山庁舎と理化学研究所の筑波研究所です。
しかし、両施設とも近隣住民の反対などがありBSL4施設としての稼働はしていません。

そんな訳で、BSL4で扱う必要のある病原体が日本国内で発見されても、取り扱うことができずにアメリカのCDC(アメリカ疾病対策センター)やNIH(アメリカ国立衛生研究所)などの機関へ送付することくらいしかできません。
そんな中、長崎大学にBSL4施設を設置するという動きがでてきました。
もし長崎大学に設置・稼働されることになれば、日本で最新最先端のBSL4研究は長崎でしか行えなくなります。
これは厚生労働省としては面白くないですよね?
そこで、村山庁舎のBSL4施設を稼働させる動きが活発化してきました。
今後の動きに注目です。

参照:

厚生労働省 病原体等の名称と疾患名称の対照表

Zika Virus Outbreak

ジカウイルスの問題については、もう少し様子を見ようと思っていました。
でもリクエストいただきましたので、簡単にまとめてみます。

1、そもそも何が問題なの?
ジカウイルスの蔓延しているブラジルなどにおいて、通常ではありえない高確率で小頭症の新生児が誕生していることが確認されています。
WHOは、ジカウイルスと小頭症に関係性がないと明確に判明するまでは、ジカウイルスが原因であると考えるべきとしています。

2、小頭症って?
同世代の幼児に比較して、頭が小さい状態。 頭蓋骨が未発達のケースも多い。
今回のブラジルでの事例では、目に先天的に異常が見られるケースが多いとされています。
本来は発生率の低い病気ですが、ジカウイルスの蔓延しているエリアでは通常発生率の50倍以上の確率で小頭症の新生児が誕生しているとのことです。

3、原因は?
蚊にさされたことによるウイルス感染が原因です。
蚊は、マラリア、チクングニア、デング、日本脳炎など多くの病気を媒介します。
極めて稀なケースとして、母子感染や体液による感染も確認されています。

4、予防方法は?
ジカウイルスの発生しているエリアに立ち入らないこと。
何よりも蚊にさされないようにすることです。

ワクチンの話 その3

東京都感染症情報センターのデータを見ると、今年はインフルエンザ流行が始まるのが遅くなりそうですね。

参照: 東京都感染症情報センター インフルエンザの流行状況(2015-2016 東京都)

さて、ワクチンの話題も今回が最終回です。
化血研(化学及血清療法研究所)は国から承認を得た方法以外で血液製剤を製造し、それを組織的に隠ぺいしていました。
化血研はワクチン製造も行っています。
そちらはきちんとした製造方法で作られているのでしょうか?

1993年に接種が中止された三種混合ワクチン(通称MMR/麻疹(Measles)・おたふくかぜ(Mumps)・風疹(Rubella))の薬害を知っていますか?
阪大微研(阪大微生物研究会)が製造したMMRワクチンによって、死者3名・重篤な障害4名・無菌性髄膜炎1,000名以上が発生しました。

参照:厚生労働省 おたふくかぜワクチンに関するファクトシート